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診療案内

消化器疾患から生活習慣病・呼吸器疾患・外科一般等や患者さんご自身やご家族の介護の問題等幅広い分野で患者さんの不安にお応えします。
また、当院では“予防医療”にも重点を置き、“患者さんに自分の身体の状態を理解してもらい、病気を意識することで、みずから予防する努力をする”ための手助けとして、最新の医療機器をご用意しました。

消化器疾患
胃カメラ・大腸カメラによる、胃がん・大腸がんの早期発見や、慢性胃炎を認めた場合は、胃カメラ後にすぐに“ピロリ菌感染”の有無を診断できる、ピロリ菌迅速感染診断装置も設置しました。従って、もしピロリ菌感染性胃炎と診断された場合は、すぐにピロリ菌の除菌治療の開始が可能です。 また、診察室に超音波エコーをご用意しておりますので、腹痛等で来院された患者さんには、直ぐに外来で超音波エコーによる胆石などの肝・胆・膵系の診察も可能です。
生活習慣病
日々の食習慣や喫煙・飲酒などの良くない生活習慣の積み重ねによって引き起こされる疾患群の総称です。
その中には、高血圧症・肺がんやCOPD(慢性閉塞性肺疾患)・糖尿病・脂質異常症・心臓病・脳梗塞・メタボリックシンドローム等があります。
特にメタボリックシンドローム(通称メタボ)は、動脈硬化性疾患である心筋梗塞や脳梗塞などの危険性を高めます。
当院では、動脈硬化の進行度を測定する“血圧脈波検査装置”による“血管年齢”の判定や、喫煙が主な原因となるCOPDの診断として、呼吸機能検査装置による“肺年齢”の判定も可能です。
また、肺がんの主な原因となる喫煙習慣を改善するために、呼気一酸化炭素濃度測定器(ピコプラススモーカーライザー)による“禁煙外来”も行います。
外科一般
20年以上の外科医としての経験から、打撲やすり傷・切り傷などの創傷に対する縫合を含めた処置や、乳腺・甲状腺腫瘍や痔等の診察、虫垂炎等の早期診断から、手術を必要とする疾患の場合は、これまで紡いできた信頼関係の構築された最良の医師をご紹介いたします。
インフルエンザ診断について
従来のインフルエンザ診断は、ウイルス量の少ない発症初期には検出感度が低いことが知られています。当クリニックに導入した“富士ドライケム”は、富士フイルムの写真技術を応用してウイルスの検出感度を向上させて、ウイルス量のすくない発症初期でも検体の検出を可能としました。
また、機械が自動で判定するため、測定時間の管理もいらず、目視判定による個人の誤差もなく、インフルエンザ診断陽性なら最短で3.5から15分で判定ができます。
また、この装置ではアデノウィルスとA群ベータ溶血連鎖球菌抗原の迅速診断も可能です。
当院の電子カルテについて
当院の電子カルテは、患者さんの飲んでいる薬(例えば血圧の薬や糖尿病の薬など)の内容と、体重や血圧や採血の検査結果(中性脂肪やコレステロー値・血糖・HbA1cなど)を並行して時系列にカラーでグラフ表示して、患者さんにビジュアルにわかりやすくフィードバックすることで、患者さん自身の病気に対する“予防・治療”の動機付けの力強い味方になると思います。

電子カルテによる時系列グラフの例

上段に飲んでいる薬(降圧剤・血糖降下剤・高脂血症治療薬)
下段に血圧・HbA1c・コレステロール値がグラフで表示され、一目で薬の効果がわかります。

無料なんでも医療相談
多様化する医療情勢の中で、医療は本来“患者さんにそっと寄り添う身近なもの”であるとの想いから、土曜日のわずかな時間ではありますが、“無料なんでも医療相談”を開催します。患者さんご自身の身体の悩みや将来の介護の不安、ご両親やご家族の介護の問題など、どんな些細な不安でも構いませんので、お気軽に当院にご相談にお越し下さい。
禁煙外来について
喫煙習慣が、肺がんの主な原因であることは皆さんもご存じだと思います。
また1日当たりの喫煙本数・喫煙年数・喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が増すほど肺がんのリスクが高くなり、禁煙してからの年数が増すほど肺がんのリスクが低くなると言われています(国立がん研究センター予防研究グループ)。
また、喫煙により生じた副流煙による家族や周囲の人への受動喫煙の問題もあります。
しかし、だからと言ってなかなか禁煙できないのも事実です。
当クリニックでは、皆様の“がんの予防”という観点から、そんな方への禁煙のお手伝いをさせてもらうため、禁煙外来を行います。
喫煙により、呼気中の一酸化炭素(以下CO)濃度が高くなります。そのため、呼気中のCO濃度を測定することで、喫煙の有無や程度を知ることができます。
呼気中CO濃度は、たばこを吸わない人では3~4ppmなのに対して、喫煙者ではおおむね10ppm以上と優位に高く、20本吸う人では15~25pmmを示すことが多く、禁煙本数に比例して上昇する傾向があるとされています(大阪がん予防検診センター)。
ピコプラススモーカーライザーは、この機械に息を吐くだけで、その場で呼気中のCO濃度が表示され、それにより患者さんご自身が自分の喫煙程度を知ることで、禁煙への動機付けのお手伝いをします。
また、喫煙は“COPD”という肺の疾患の原因にもなります。COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは、主に喫煙を原因としてゆっくりと進行する生活習慣病で、COPDの患者さんの約90%が喫煙者と言われています。空気の通り道である気管支や、その末梢の細気管支・肺胞に慢性の炎症が生じて、肺への空気の出入りが阻害されて呼吸困難を引き起こす病気の総称です。COPDを早期発見するためには、呼吸機能検査(スパイロ検査)によるスクリーニングをすることが有効です。当院では、スパイロ検査により、現在の肺機能の評価を行い、肺機能の指標である”肺年齢“を継時的にわかりやすく患者さんにフィードバックして、肺の健康意識を高め、禁煙へのお手伝いをいたします。

愛するご家族のためにも、ぜひ禁煙を始めましょう。
詳しくは、当院にお気軽にご相談にお越し下さい。
ちなみに、私は走ることが趣味なのでタバコは吸いませんよ。
お酒は好きですが、モットーは“人・酒・肴”です。

(参考文献)
1.喫煙と呼気一酸化炭素―その測定の意義と実際 大阪がん予防検診センター 調査部課長 中村正和