無料なんでも医療相談

私は、両親が共に医師です。母はすでに他界しましたが、利尻島で無医村の時代に島でたった一人の女医さんとして、冬は犬ぞりで往診に行っていたそうで、文字通り“Drコトー”をしていました。また、父も礼文島で馬に乗って往診していたそうで、やはり“Drコトー”でしたし、89歳の今年の春まで現役の医師でした。私は母が一人利尻島で医師をしていた時に産まれたのですが、産まれるその日の午前中まで診察をしていたそうです。最後は、がんで亡くなりましたが、入院する日までやはり外来診察を行っていましたので、生涯一臨床医を貫いたのだと思います。今でも、両親を同じ医師として尊敬しています。
そんな両親の間で生まれ育ったので、私自身医療はとても身近なものでした。わんぱくしてちょっと頭を切ったと言ったら、父が縫ってくれましたし、風邪をひいたと言ったら、母が風邪薬をだしてくれました。私の親戚が介護が必要になったら、自分の病院で看ることができましたし、紹介する事もできました。私自身ずっと医療が身近なもので、いつも守られているような安心感がありました。
しかし、一般の皆さんは果たしてそうでしょうか？
多様化する医療情勢のなかで、必ずしも医療が身近にはないのではないでしょうか？
例えば、ご自身やご家族の人には言えない身体の悩みや将来の不安、ご両親の介護の問題や、知り合いの病気の問題等々。
“こういう時、どの病院のどの科にかかったらいいのか分からない。どの先生に診てもらったらいいのだろう？”“施設に入るにはどうしたらいいのだろう？また、入るとしたらどの施設に入ったらいいのか分からない”そんな質問を私はよく患者さんや、知り合いの方から相談を受けます。それは、当然のことだと思います。
そんな、皆さんの不安や疑問に、少しでもお応えできればとの思いで、以前からやりたかった“無料なんでも医療相談”を、開業を機に開催しようと思います。
現在コロナ禍のため、無料相談御希望の方は、あらかじめ電話にて、相談日時を決めさせて頂いております。
何卒御了承お願い致します。