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クリニック名称変更のお知らせ
-変わるけど変わりません-

①6月よりクリニックの名称が“かなや内科クリニック”に変わりますが、従来の外科処置等を含めた診療内容に変更はありません
②ピロリ菌感染症認定医として、消化器領域ではより専門性の高い診療を心がけます
③3年目を迎え、地域の患者様により身近に寄り添って、高血圧・糖尿病・生活習慣病等の個々の患者様の病態に合わせた、より質の高い医療を心がけます

平成29年6月よりクリニックの名称を、これまでの“かなや内科・外科クリニック”から“かなや内科クリニック”に変更させて頂きます。
①それに伴い標榜科目も内科・外科から、内科・消化器内科に変更になりますが、診療内容はこれまでの“内科・外科クリニック”で一貫して行ってきた内科と外科であることに何ら変わりありませんので、これまで通り外科的な処置等が必要な方は、安心してお越しください。
②開院以来積極的に取り組んでいる“ピロリ菌感染の早期発見と除菌による胃がん予防”では、昨年ヘリコバクターピロリ感染症認定医の資格を取得し、ピロリ菌専門サイトを開設したことで、開院2年間で100人以上のピロリ菌感染患者様の除菌を行い、全員の除菌に成功しました。今後もピロリ菌感染症認定医として、より専門性の高い消化器領域の診療を心掛けます。
③開院3年目を迎えて、地域の患者様により身近に寄り添うことができるようになり、高血圧症・糖尿病・高脂血症等の生活習慣病に関しては、より個々の患者様のライフスタイルに適した医療を提供できるよう心がけます。

2015年6月に西区発寒の地で開業させて頂き、今年6月で3年目を迎えることができました。開業して丸2年が経過し、おかげ様で非常に多くの患者様との出会いがありました。
その間私が強く感じた事は、うちのような小さな、逆に言うと身近なクリニックで“外科”を標榜しているところがとても少なく、想像以上に多くの患者様が外科的処置を求めて受診されたことでした。

具体的には、“包丁やナイフでの皮膚の切創”“スライサーで削いだ傷”“子供さんや高齢者の打撲・擦り傷“陥入爪の皮膚感染による抜爪”“自分では抜けない棘”“粉瘤の感染”等々実に様々な外科的な処置を求めて当クリニックを受診されました。また、外科領域である虫垂炎の初期の方や鼠径ヘルニア・胆石の方々も数多く受診されました。
思い出深いのは、両手掌いっぱいに栗の棘を刺して受診された子供さん、3か月前に刺した魚の骨が取れず化膿して受診された方、ワカサギ釣りの針の先端の伏針(刺さって皮下に埋もれてしまった状態)の方が受診された時のことで、どのケースも除去に大変苦労して、除去できた時は患者様と共にハイタッチをして喜びました。
また、なかには足のゆびの陥入爪で自分では爪がうまく切れず、私に爪を切ってもらうためだけに毎月受診されるおばあちゃんもいて、日々本当に有難く楽しい診療をさせて頂いております。

上記のような方々は、総合病院の外科ではなかなか敷居が高く、当クリニックに“外科があって良かった!”と言って受診して下さり、小さなクリニックでの外科領域の必要性を痛感しております。

今回名称は“かなや内科クリニック”に変更にはなりますが、これまでの25年以上の外科医としての臨床経験を生かして、今後も“敷居のない開かれたクリニック”として日々の外科処置等の必要な患者様のニーズにお答えしていきますので、これまで通り安心して受診されて下さい。

また、ピロリ菌感染症認定医としてピロリ菌専門サイトを開設したことで、有難いことに遠方からのピロリ菌除菌に関する相談に受診される患者様も増えてきています。その中には他施設で除菌に失敗された方や、除菌薬のアレルギーのために除菌できないと言われた患者様も多く相談に来られます。そのような患者様でも、保険外診療にはなりますが3次除菌の選択や、また薬剤感受性試験によってアレルギーのない除菌薬を選択して除菌をする方法があり、除菌に成功している患者様も複数おります。現在ピロリ菌が胃がんの原因であることは疑いのないことで、これからも一人でも多くのピロリ菌感染の患者様の除菌をすることにより、患者様の胃がんへの不安を取り除いて、将来日本から胃がんが無くなることを目指していきたいと思います。

2017年5月吉日